結論
高カカオチョコレートに含まれるカカオポリフェノールには、さまざまな健康効果の可能性が挙げられています。ただし、明治自身がポリフェノールの健康効果はまだ研究段階で、分かっていないことが多いと説明しており、食べれば何かが改善すると言い切れる段階ではありません。食べるなら、1日の目安を守り、カロリーを含めて日々の食事の一部として考えるのが現実的です。
この記事では、明治が公式に案内している内容をもとに、「分かっていること」「分かっていないこと」「食べるときの注意点」を分けて整理します。
公式に案内されている内容
明治の公式サイトでは、カカオポリフェノールを植物が光合成を行うときに自らを守るために作り出す成分と説明しています。赤ワインやコーヒーにも含まれますが、カカオ豆にとくに豊富だとされています。
また、体内にとどまらず排出されやすい成分のため、1日に数回に分けて食べることがすすめられています。理由は、カカオポリフェノールの主成分であるエピカテキンの血中濃度が、食べてから約2時間でピークになり、24時間後にはほとんどなくなるためとされています。
健康効果については、明治の解説記事でストレス軽減、アレルギー反応、動脈硬化対策、抗酸化作用などの可能性が紹介されています。一方で、同じ記事の中で研究段階であることも明記されています。
機能性表示食品との違い
「機能性表示食品」と聞くと、高カカオチョコレート全般にそうした表示があるように思えるかもしれません。ですが、明治の公式サイトで機能性表示食品として案内されているのは「チョコレート効果カカオ72% フラバノールプラス」という別商品です。届出表示の対象者は「血圧が高めの方」とされています。
この記事で取り上げる72%・86%・95%の大容量ボックスは、この商品とは別で、機能性表示食品ではありません。血圧やコレステロールに関する表示は、フラバノールプラスの届出内容であり、大容量ボックスの効果として読み替えることはできません。
1日の食べる目安
明治は、チョコレート効果の目安を1日3〜5枚としています。この数字は、厚生労働省が示す1日の間食の上限の目安を参考に設定されたものです。別の解説記事では、菓子・嗜好品の目安は1日200kcal以下とされています。
あくまで間食全体の目安なので、ほかにお菓子を食べる日は、その分を差し引いて考える必要があります。
3〜5枚のカロリーの目安
ダイエット中に気になるのはカロリーです。1枚あたりのカロリーとカカオポリフェノール量は次のとおりです。
| 項目 | カカオ72% | カカオ86% | カカオ95% |
|---|---|---|---|
| カカオポリフェノール(1枚) | 127mg | 147mg | 174mg |
| カロリー(1枚あたり約) | 28kcal | 29kcal | 31kcal |
| 3枚食べた場合 | 約84kcal | 約87kcal | 約93kcal |
| 5枚食べた場合 | 約140kcal | 約145kcal | 約155kcal |
※3枚・5枚の数値は、1枚あたりの目安カロリーに枚数を掛けた計算値です。実際の数値は商品パッケージの栄養成分表示で確認してください。
5枚食べても約140〜155kcalで、1日200kcalという間食の目安の範囲には収まります。ただし、これはチョコレート以外の間食を食べない場合の話です。
ダイエット中に気をつけたいこと
高カカオチョコレートを食べれば痩せる、という公式の案内はありません。明治の解説では、高カカオチョコレートはミルクチョコレートより糖質が少ないとされています。一方で、ココアバターには飽和脂肪酸が多く含まれ、食べすぎはよくないとも注意されています。
つまり、ダイエット中に選ぶ理由があるとすれば「同じ量なら糖質が少なめ」という点であり、カロリーそのものが低いわけではありません。食べる枚数を決めておき、ほかの間食と合算して考えるのがおすすめです。
どれを選ぶか
カカオ分が高いほどポリフェノール量は増えますが、苦みも強くなり、続けやすさには個人差があります。72%・86%・95%の違いを詳しく知りたい方は、チョコレート効果 カカオ72%・86%・95%の比較記事をご覧ください。72%だけの内容はカカオ72% 1kgレビューで解説しています。
食べる時間帯やカフェイン量、食べすぎの目安が気になる方は、高カカオチョコレートはいつ食べる?食べるタイミングと食べすぎの目安もあわせてご覧ください。
よくある質問
Q. 高カカオチョコレートは何枚食べればいいですか? A. 明治の公式サイトでは、チョコレート効果は1日3〜5枚が目安とされています。1日の間食の上限の目安を参考にした数字で、1日数回に分けて食べることがすすめられています。
Q. カカオポリフェノールの効果は証明されていますか? A. 明治の解説でも、ポリフェノールの健康効果は研究段階で分かっていないことが多いとされています。この記事では、特定の効果があるとは言い切っていません。
Q. チョコレート効果は全部機能性表示食品ですか? A. いいえ。明治が機能性表示食品として案内しているのは「チョコレート効果カカオ72% フラバノールプラス」という別商品です。72%・86%・95%の大容量ボックスは機能性表示食品ではありません。
Q. ダイエット中でも食べて大丈夫ですか? A. 食べる枚数を決めれば、間食の目安である1日200kcalの範囲に収められます。ただし、食べれば痩せるものではありません。ココアバターの脂質もあるため、食べすぎには注意が必要です。
Q. 「チョコレート効果は買ってはいけない」と言われるのはなぜですか? A. 公式情報だけでは理由を特定できません。気をつけたい点としては、食べすぎるとカロリーや脂質が増えること、カカオ分が高いほど苦みが強く好みが分かれることが挙げられます。72%には植物油脂・還元水あめ・光沢剤が使われている点も、原材料を気にする方は確認しておくとよいでしょう。
Q. 貧血や持病がある場合も食べて大丈夫ですか? A. この記事では判断できません。持病や服薬のある方は、医師や薬剤師にご相談ください。
参考にした公式情報
- 教えて!チョコせんせい!|チョコレート効果|明治
- チョコレートの成分は体に良い?効果や1日の摂取量の目安を紹介|明治 Hello, Chocolate
- チョコレート効果カカオ72% フラバノールプラスの機能性表示|明治




